現在、オンライン広告では機械学習の機能の精度が高まってきており、ほとんどの媒体で自動化が導入されています。自動化を利用することで担当者に専門知識がなくても簡単に広告を出稿することが可能になりました。また広告運用者の負担が大幅に減り業務効率を上げる大きな手助けとなっています。
自動化のメリットはたくさんありますが、大きいところだと以下の点が挙げられます。
- 成果目標に合わせた入札をしてくれる
- 手動によるキーワードやごとの細かい入札調整が不要
- 運用工数の削減
しかし自動化は便利な反面、デメリットもあります。
- 正しく必要なデータを集めるための初期設定が重要
- ある程度まとまったデータが必要
- データがたまるまでは挙動が不安定（データ量にもよるが最低でも1〜2週間程度、1ヶ月以上の場合もある。）
挙動が安定するまでの間、予期せぬキーワードで広告が表示されていたり、想像以上に予算を消化していたなんて事もあるため、除外キーワードの設定やクリエイティブの差替えなど、運用者の手動による調整は必須です。
また、自動化を利用するにあたり蓄積するデータが正しくなければ、自動化も正しい方向には進まずいつまでたっても成果には結びつきません。正しいデータをどれだけ早く蓄積できるかが肝となり、そのためには初期構築の重要度がかなり高くなります。
「自動化にまかせていたら安心」ではなく、自動化はあくまで「ツール」である認識のもと、自動化を過信し過ぎず正しく使用する必要があります。