Google広告の古いアカウント構造って、どんなケースですか?

現在推奨されるアカウント構造は、簡単に言えば「シンプル・イズ・ベスト」、アカウント構造をシンプルにし「広告の表示回数を集約し、広告ランクの評価されやすくする」「広告のテストなどPDCAを早く回せる」ことに重点を置いています。極論を言えば、リンク先が1つなら、キャンペーン・広告グループも1つでもいいということです。

では、昔の古いアカウント構造とはどんなものだったのでしょうか。
何万ものキーワードを登録するのが大変だったという話を聞いたことはあるでしょうか。キーワードのマッチタイプ、揺れ、2つや3つのキーワードの組み合わせ(ABC、ACB、BAC…の順序も全て設定)など途方もない数を設定していた、「キーワードベース」のアカウント構造でした。しかも、最終形態は、「1広告グループ、1キーワード、キーワードを入れた広告文」というところまでいきました。
これは、システム側がまだ今ほど高性能ではなかった点が大きな要因だったと思います。
ただ、最初にも言ったとおり、現在の推奨される構造は、全く逆です。システムも進化し、キーワードの揺れはもちろん、機械学習により広い範囲までカバーされるため、キーワードの重要度は昔ほど高くなくなりました。
もし、今、古いアカウント構造で運用した場合、表示回数が分散し、広告の品質が上がりにくくなり、クリック単価や検索順位にまで影響が広がります。そして、現在の仕様では、ユーザー検索時のオークションは自アカウント内も含まれるため、キーワードを細かくグループ分けしすぎることで、自アカウント内で競合し、さらに表示機会が分散、クリック単価も上がるという悪循環が発生する可能性が上がります。
また、現在の主流である機械学習による入札の自動化も元となる表示回数などの一定数のデータがなければ学習が難しいため、古いアカウント構造では学習が進まず、上手く最適化できません。

Google広告に限らず、オンライン広告はシステム面含め、ものすごい速さで日々変わっています。そのため、それまでのやり方に固執していては置いていかれることが多々あります。
重要なのは、最新の情報を常にキャッチし、自らをアップデートしていくことです。
せっかく広告を出すのならば、システムをフルに使用し、効果を最大化することを目指したいものです。

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