1.Google TagManagerで出来ること
Google TagManager（以下GTM）とは、Googleが提供しているタグ管理ツールで、これをサイトに設置することで、下記のようなメリットがあります。
タグ設置・削除の効率化
サイト管理者が別の会社というケースが多々あるかと思います。そのような場合、タグを設置してもらうのに「タグを渡す→設置してもらう→連絡をもらう→確認する」といった工数が発生します。
また、設置してもらうのに費用が発生したり、確認したらタグが動いていないため、再度依頼しなければならないなど、予想以上の手間と時間と費用がかかったりします。
しかし、GTMタグを一度サイトに設置するだけで、上記のような手間が減り、自分で自由に好きなタグを設置・削除することが可能になります。
タグの一元管理
複数のタグを直接サイトに設置すると、どのページにどのタグが設置されているか分かりにくく、管理も難しくなります。GTMを使えば、どのタグをどのページに設置しているかひと目で分かるため、管理が簡単になります。また、Google関係を含め、様々なタグのテンプレートがあるため、設定しやすい。
テストから実装までのスピードアップ
GTMにはプレビュー機能があるため、GTM内で設定したタグを実際のサイトを使ってテストができ、タグの動作確認が容易にできます。そのため、「直接サイトにタグを設置→動作確認→不備→タグをサイトに設置しなおし→動作確認・・・」のような手間がなく、GTM内のみで行え、時間の短縮が可能です。
2.よくある設定ミス・トラブル
- 一部のページにしかGTMを設置していないため、結局タグの一元管理ができない。
- そもそもタグの知識がない。
- よく分からないまま、ネット上の情報をそのまま設定してしまう。
- プレビュー機能を使わない。
- サイト構成を考慮せず、今までと同じ内容で設定したが、タグがうまく動かない。
- タグの順序付けを無視する。（例：Aタグ発火後、Bタグを発火させないといけない。）
R3で解決できること
GTMはただの入れ物ですので、これだけでは役に立ちません。タグの知識やサイトの知識などがあって初めて便利なツールとなります。
R3では、タグはもちろん広告、サイトなど総合的な知識の習得・実務を行っているスタッフがGTMを扱いますので、クロスドメインやクリック計測はもちろん、クライアントの「こういうデータを計測したい」に可能な限り対応します。